岐阜県産直住宅の特徴
岐阜県産直住宅協会と岐阜県産直住宅団体
県土の82%を森林が占める岐阜県は東濃桧や長良杉などの良質な木材に恵まれ、古より木を知り尽くした職人たちが本物の木の家を手がけてきました。当協会は、木の国の伝統を受け継ぎ支えていくために地元の工務店をサポートし、「本物の木の家に住みたい」というお客様の願いに応える住宅づくりを推進しています。
岐阜県産直住宅協会の構成員は地域工務店の集まりである組合等の産直住宅団体と、団体が所在する市町村であり、官民の連携により安心・安全で信頼できる住宅を提供できる国内でも希少価値の組織です。
岐阜県産直住宅の特徴
● 建築実績国内トップクラス
当協会の会員が建築した産直住宅は昭和61年から30年余りで4万5千戸を突破。
その実績は、いまもなお増え続けています。
● 岐阜のブランド材を使用
建築用材(柱、土台、梁、造作材など)は、岐阜県で産出される「東濃桧」・「長良杉」などを多く使用しています。特に岐阜県産材使用率を、住宅の柱、土台、梁等の構造材の60%以上と独自のルールを設けています。
【東濃桧】
岐阜県はヒノキ面積約21万haと高知県に次いで全国第2位のヒノキ資源量を誇る「国内屈指のヒノキ生産地」です。特に東濃地方を中心として、加茂・下呂・武儀・郡上の一部一帯から生産される良質な木材は「東濃桧」と呼ばれ、ブランド材として全国にその名を知られています。東濃桧は年輪幅が均一で真円・通直。無節または節が小さいのが特徴です。艶のある淡いピンク色の木肌は薫り高く、材としても粘りがあり強度に優ているため、住宅に最適な木材です。
【長良杉】
岐阜県内で生産される杉は、長良川流域に多いため「長くて良い杉」という意味も込めて「長良杉」と呼ばれています。目が均等で冬目が太いため、仕上がり後の表情が豊かなうえ天然乾燥のため杉本来の艶と色を保つことができ、施工後の狂いも少ないのが特徴です。杉は一般的に、辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色で、時折黒褐色を帯びています。白太と赤身が混在したものを「源平」と呼びますが、特に長良杉はこの源平の美しさが際立つ木目の美しさに定評があります。
● 匠の技を継承する職人が施工
飛騨・美濃に古くから伝わる匠の技を受け継いだ大工が、伝統技術を駆使して施工します。 豊かな森林が広がり、古より木と暮らす文化が根付く岐阜県には、木を見極める目を持ち、その木材を適材適所に生かす職人たちの匠の技が息づいています。そんな職人たちが東濃桧や長良杉を使い、伝統の技を酷使して造り上げる住宅が、岐阜県の産直住宅です。木にはそれぞれ曲がりや反りといった個性があります。大工は柱や天井などに使う気を一本一本選び抜き、微調整しながら手道具で刻んで仕上げていきます。職人たちの優秀な腕が、木造建築には不可欠なのです。
● 省エネ・耐震対策を実施
「適合義務化」される改正建築物省エネ法の技術的基準を上回るゼロエネ住宅等の建築を推奨しています。また東南海地震等に備え、耐震リフォームの推進及び新築では耐震等級3を目標にしています。
● 産地直送で建築費を節減
産地直送方式により流通経費を除き、建築経費を節減したリーズナブルな住まいの提供に努めています。
● 県内市町村と県が認定した信頼の団体・工務店等が加盟
県から認定された産直住宅建設団体と各団体の所在地の市町村が加盟しています。 岐阜県産直住宅協会は構成員である官民の連携により、安心、安全で信頼できる住宅を提供する国内でも希少価値の組織です。